1 70代の女性は家族の手術を待つのに長時間座ってから左殿部に痛みを感じました。
症状は座る、横になると痛くて、立っていると楽というものです。右利きで左重心なので、なるべく右重心になるように生活するようアドバイスしました。
腰部筋、上殿部、坐骨結節の辺りも緊張しています。ほかに自覚がない場所を押してみました。
次髎穴(じりょう)、中髎穴(ちゅうりょう)、ほうこう穴、秩辺穴(ちっぺん)に圧痛がありました。
上記のツボは仙腸関節や股関節外旋六筋の起始部周辺でそのほかに停止部、中間の坐骨神経ブロック点を探り、針をしていきます。腰部や殿部の場合、深層筋を狙うため針の深さは深くなります。この方は感受性が強いため、深い針はできないので針をトントンと入れてから、ほんの少し深く刺しました。
その後2回繰り返して、日常ではふいにズキンと感じるまでに回復しました。
2 50代の男性は家族の介護により、右坐骨神経痛・大腿神経痛、ほかに睡眠不足、左中指のばね指を訴え来院されました。右坐骨神経痛・大腿神経痛は1か月くらい前に倒れこんでいた家族を起こす(移動する)際に右腰がバキッと音がして、次第に腰から右足の前と後ろ側に痛みが出てきた。その後、痛みを我慢していたが昨日(来院前日)ペインクリニックでブロック注射を受けるも、期待したような結果がなかったので過去にかかったことを思い出し来院されたそうです。
睡眠不足が続いたことで目がうつろな状態だったので、仰向けで全身調整をしたのち、うつ伏せで首肩背中の突っ張りを緩め、横向きで腰神経叢、上殿部、坐骨神経ブロック点に針を深く刺してパルス治療を行いました。その間に中指のしこり周囲に針をして、棒灸で温めて中指以外の手首、手のひら、指をリラクゼーションしました。施術を繰り返す中で、腰と右足は就寝中に目覚めたときに痛みが強く、そこからなかなか眠りにつけないというものでした。
7回の施術により週末に友人と会うこともできるようになり、中指は施術前よりも力が入るようになった。そして腰と右足は起床時に痛みを感じるものの、眠っている途中に目覚めても以前ほど痛みを感じないまでに回復しました。
3 40代の女性は3週間くらい前に玄関先でつまづいてバランスを崩し右側から尻もちをついた。
右の殿部、右もも外側、右背中から脇腹にかけての痛みを訴えました。
殿部は坐骨結節の辺り、右のasis(そけい部より上でベルトが引っかかるところ)に圧痛がありました。
背中は右第7胸椎の骨際に圧痛がありました。横向きでそれぞれの反応点に細い針で2センチほどさしました。本日、3回目の施術でしたが、痛みが軽くなってきたそうです。
