尿失禁について「尿の作られ方と尿失禁の種類」

相模原市中央区上溝の鍼灸院 はりきゅう中野屋です。

目次

尿の作られ方

潜在的な需要はあるが、家族や知人の間でも話題にしづらい尿漏れについて何回かに分けて述べていきます。

まずは小便の生成の話から始めます。

体のほとんどの細胞は化学反応を行うためにタンパク質を使っています。タンパク質が分解されると窒素を含む老廃物ができます。腎臓はこの窒素を含む老廃物を血液からこしとる働きをします。

腎臓は血液から不必要な物質を糸球体でろ過、再吸収、分泌のステップの中で老廃物と過剰な水だけが体から除去されます。

腎臓は昼夜なく尿を作っています。成人で24時間で1~2ℓの尿が出ます。例えば水分が不足した場合、通常より多く水を吸収する指令が下垂体から抗利尿ホルモン(ADH)により行われます。

一日の排出される尿素の量はあまり変わらないが、それを溶かしている水の量が増減することで尿が濃くなったり、薄くなったりします。

尿失禁の種類

腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、いつ流性尿失禁、機能性尿失禁の4つに分類されます。ちなみに40歳以上の女性における尿失禁の罹患率は40%強と言われています。

だから40歳以上の女性が視聴するであろう時間帯のコマーシャールはそれに対応した商品が多いのです。

腹圧性尿失禁は笑う、くしゃみや咳、走る、縄跳び、重い物を持ち上げた時など『腹圧が上がったとき』に膀胱が収縮しないのに不随意(自分の意思に関わらず)に尿がもれます。

その原因としては妊娠や出産、加齢、肥満、便秘などにより骨盤底筋が脆弱化するため。

切迫性尿失禁は強い尿意と共に不随意に尿がもれる状態を言います。70歳以上の男性尿失禁有病者の約9割というのが特徴です。

脳血管障害、パーキンソン病、腰椎の圧迫骨折などにより中枢神経の障害により排尿抑制指示が不調になり、不随意に膀胱が収縮して起こります。

いつ流性尿失禁は膀胱に尿が充満して、慢性的にだらだらと尿がもれる状態を言います。

前立腺肥大症、前立腺癌、尿道狭窄などの疾患により下部尿路の閉塞、膀胱の収縮力低下といった尿の排出障害が主な原因と言われています。

腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁を併せ持ったタイプは混合型尿失禁と言われます。

はりきゅう中野屋

相模原市中央区上溝2429-1
TEL:042-854-8914【非通知電話は出ません】
受付時間:午前9時~12時、午後2時~7時

日曜日、水曜日は休み

 

 

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