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鼻科の現代鍼灸
令和5年7月3日に国立(くにたち)で行われた現代針灸実技セミナーの第三回鼻科・咽喉科セミナーを受講しました。
鍼灸院での2大疾患である副鼻腔炎と鼻アレルギー(花粉症)を学びました。
常見疾患の鼻疾患・鼻粘膜の炎症による分類や鼻汁の種類を知ることができました。次に鼻閉・鼻汁の診断手順としてチャートで鼻汁の種類により想定される疾患などを解説して頂きました。
現代医療での治療法を学び、鍼灸治療では挟鼻穴刺鍼を教わりました。興味深かったのは鼻毛様体神経の刺激となり、具体的にはワサビを食べると鼻にツーンとくるのが一例です。
息子がスポーツ後の冷えという不摂生により風邪をひいたので、挟鼻穴と迷走神経の枝である上喉頭神経刺鍼により鼻声、鼻水、鼻閉などが軽減しました。
喉頭科の現代鍼灸
まず咽頭・喉頭の解剖として気道の区分と神経支配を図によって詳細に学び、表で支配神経、症状、代表疾患、代表治療点を解説して頂きました。
喉頭の常見疾患と針灸治療
喉頭の構造と機能では下咽頭の前に存在し、咳が出る代表疾患は喉頭炎、嗄声を生じるのは反回神経麻痺だそうです。
実技では天突穴に刺鍼したのが初めてでしたが、詳しく解説して頂いたこともあり安心して行いました。