令和5年5月21日に国立(くにたち)で行われた現代針灸実技セミナーの第二回歯科を受講しました。
第一節歯痛・歯肉痛、第二節口内炎、第三節顎関節症の合計13ページにわたるテキストを基に学びました。
下歯痛は頬車水平刺について解説して頂きました。実技ではタオルの代わりにティッシュを上歯と下歯で噛んだ状態で刺鍼しました。
上歯痛は客主人について解剖学的な位置を図で解説して頂き、実技では自分が患者役の時に刺されただけでは何も感じず、教わったように動かすと響きを感じました。
歯肉炎は圧痛点を刺鍼する上での注意点を前提に刺鍼しました。
口内炎は白く膿んでいるところに点火した線香の先端を直接当てる、という手技で実際に自分の口で行いました。怖かったですが、意外と熱くなかったです。
口角炎は灸点紙を用いて施灸しました。むしろこちらの方がよほど熱さを感じました。
舌痛症は現代医学の考え方、痛みの機序を解説して頂き、廉泉に刺鍼して響きを感じました。
顎関節症は分類とステージ毎の特徴を教わりました。また外側翼突筋、顎二腹筋の走行を確認し、下関、天容に教わった方向に刺鍼しました。
早速、昨日めまいと耳閉感を訴えた患者さんに前回の耳科で教わったツボ、今回教わったツボを応用して行いました。
セミナーで解剖学を再確認したうえで、安心して施術ができ、患者さんにも喜んで頂いたので、次のセミナーが待ち遠しいです。