神奈川県相模原市中央区上溝の鍼灸院 はりきゅう中野屋です。
舌痛症の定義
学会により表現の違いはあるが、かねがね内容は同じと言えます。
『舌に異常感を訴える、器質的な変化はなく、局所所見、検査所見がないもの。』
舌痛症の特徴や症状
中高年の女性に多く、痛みを感じる部位は舌尖や舌側縁部に好発する。痛みの性状はピリピリ感、しびれ感など表面に感じることが多い。日内変動は会話や摂食時、睡眠時は軽快し、安静時に増悪することが多い。
また心理的要素も濃く、精神疾患で受診中の方が多い。
中高年女性に多い理由
更年期世代なのでエストロゲンの欠乏により、唾液分泌能が低下し、唾液による自浄作用、粘膜の保護作用が喪失する。舌痛症の随伴症状としての口腔乾燥感はこれが原因の一つと思われます。中高年女性は子育ては一段落していくが、親の介護が始まるなどストレスや不安が生じやすい世代でもあります。
舌痛症にはりは効くのか?
はりきゅう中野屋では2例の経験があります。2例とも中高年女性で精神疾患はなく、口腔外科では抗うつ剤の処方を打診されるも断った事例でした。
いずれもストレスや心配事など思い当たることがありました。(内容は話したい人からは聴きますが、こちらから詳しく聴きません)
子後治療で金の30番の鍼が効果的でした。経絡治療により全身を整え、自律神経のバランスが回復、ストレスの軽減などがベースになったことは言うまでもありません。
実際に効いたか効かないかは症状の捉え方が重要となります。例えばピリピリ感があるのか、ないのかに重きを置く人はピリピリ感が施術前よりも軽くなっても効果の実感は乏しいでしょう。
施術を受ける→症状が軽減する→施術を受ける→症状が軽減するの繰り返しで人によりまったく症状を感じなくなる場合や少しは感じるけど気にしなければ忘れているなど徐々に変化していきました。
舌痛症でお困りの方は近くの鍼灸院で受けてみる価値はあると思います。
はりきゅう中野屋
神奈川県相模原市中央区上溝2429-1
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受付時間:午前9時~12時、午後2時~7時
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