相模原市中央区上溝の鍼灸院 はりきゅう中野屋です。
目次
舌痛症について
中高年女性に好発する疾患で口腔灼熱症候群(バーニングマウス症候群)と同じ病態です。
症状は舌や歯肉に明らかな炎症や潰瘍などの病変がない『痛み』が唯一のものです。
治療は原因が不明なので確立されていない。心因的なストレスが影響している場合などは抗うつ薬などの薬物療法が行われる。
通院中の患者さんからの相談
数か月ぶりに来た患者さんの事例です。
50歳代女性で半年前くらいから舌の感覚の異常、ピリピリ感や痛みなどを自覚したので歯科で相談した。歯科では特に異常は見つからず、口腔外科を紹介された。
口腔外科を受診して舌痛症と診断された。上記のような説明を受けて、うまく付き合うしかないような状態であった。
全身治療が終わり、顔(美容鍼)へ移るときにそういえば、舌痛症なんですと思い出すように言われました。舌痛症は過去にも少ないですが治療した経験がありますので、試しにやってみましょうと勧めました。
患者さんの同意を得て、子後治療を行いました。眉毛から顎の間で眉毛から鼻翼までを胃経、鼻翼から顎までを大腸経とみます。また舌は五行で心に属するので、大腸経、胃経、心包経の順に進める予定です。
大腸経とみて左右の大鐘に金の30番の鍼先をあてました。右側、左側とやるうちに、やる前よりも舌先の感覚がはっきりしてきたようだと言われました。
大腸経だけで十分な反応だったので、胃経、心包経はやらずに終わりました。
はりきゅう中野屋
相模原市中央区上溝2429-1
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