平成29年5月14日に八王子はり研究会が開催されましたので参加してまいりました!
前回に引き続き、今回も「小児鍼のアトピー性皮膚炎、足のむくみの改善への応用」など有益な勉強会となりました。
心包経・三焦経の病症について
1時間目は心包経・三焦経の病症について学びました。
まず心包経では胸内苦悶・胸脇苦悶の違い、心経の調整が必要な場合は心包経を調整するのがコツで、中でも【ゲキモン】は影響が大きいというお話でした。
三焦経は上焦、中焦、下焦からなり、上焦はエネルギーを取り込むところであり、中焦はエネルギーを消化吸収ならびに循環する、下焦はエネルギーの燃えカスを捨てる役割があるという説明でした。
特徴は陽経全体に影響し、片側、両側どちらを使用するのか、効果的なツボについても学びました。
小児鍼の種類・使用方法と小児以外の応用について
小児鍼は鍼の源流である中国にはなく、日本独自のもので、特に西日本を中心に明治から昭和初期に大きく発達し、その中でも谷岡先生の大師流小児鍼は有名です。
今回の研究会では小児鍼について基本的な運用方法、コツを教わり、代表的な症状についての解説がありました。
小児鍼の種類
小児鍼の種類は「たま形小児針、三角針、長刀針、掻針、ヘラ針、バチ針、熊手針、松葉針、集毛針、鈴付小児針、員利針、梅花針、ホーキ針、鍉針、ローラー針」など多岐に渡り、またそれぞれに形が異なるタイプがあります。
今回はその中でも有効・有用なものについて説明がありました。
下痢、アレルギー性鼻炎に対する効果
症例としては、「1歳の男児が1週間前から下痢をする、2歳半の女児がアレルギー性鼻炎、咳がいつまでも続く」というものでした。
この症例に対して小児鍼を使用することで、下痢は翌日回復し、アレルギーは初診時より半減しており、継続治療していることについて詳細な説明、報告がありました。
アトピー性皮膚炎、ふくらはぎのむくみに対する効果
小児鍼の応用としては「アトピー性皮膚炎(小児・大人問わず)」、また「大人のふくらはぎのむくみ」に対してそれぞれ有効性を確認できた症例と使用する小児鍼の種類、使用方法について教わりました。
翌日、通院中のアトピー性皮膚炎の患者様に小児鍼を用いた治療を行ってみたところ、みるみる赤みが薄くなり効果を確認することができています。
午後の実技実習は「本刺鍼、基本穴の取り方」
午後からは基本刺鍼、基本穴の取り方を千葉先生からご指導いただき、実技へ進みます。
研究会でお世話になり2年目に入りましたが、1か月経つと「自分のクセ」がついてしまい先輩方からダメ出しされます。
教わったことを忘れず、コツコツやって(おこがましいですが)千葉先生に少しでも近づくことが私の目標です。
お楽しみは「九州ラーメン」
お楽しみは高校一年からの親友Tと懇親です。
Tとは高校の学校帰りに「九州ラーメン」によく通いました。この九州ラーメン自体を私はすっかり忘れていたのですが、八王子研究会の昼食で行った時にデジャビュを感じ、次第に記憶が鮮明になり「心の中で久しぶりだなぁ」と感じたのが一年前でした。
Tは生まれも育ちも八王子ということもあり私はミスター八王子と呼んでいます。
八王子界隈で食事をする時はTにいつもお任せです。今回案内された「飛騨の里」もまたしてもデジャビュを感じると思ったらやはりTと何度か来たことがある店でした。Tとの懇親は10年ぶりでしたが、また会う約束をして別れました。
次もやっぱり飛騨の里だと思うので、先に行って酔っ払ちまおう!(笑)
南駒ヶ岳(山の稜線の中に富士山が見えました)
はりきゅう中野屋
相模原市中央区上溝2429-1
TEL:042-854-8914(予約制)
受付時間:午前9時~12時、午後2時~7時
定休:日曜日・水曜日
ご予約の際は、希望の日時にとれない場合があります。
他の日時もあらかじめご検討ください。