【八王子はり研究会】鍼灸を用いた乳がんの後遺症である「むくみ」「傷跡治療」への対処法を学ぶ

「八王子はり研究会」立ちくらみ、手足の冷え、心窩部痛、咳等腎の病症について

ある缶コーヒーのCMでサッカーと俳優のベテラン二人がやり取りしてます。

『何年もやってて、何で下手なんだろう?』

というフレーズがテロップには表示されています。

誰しも同じことを何度もやっていれば上達し、経験を積むことで次の展開が予測できます。このCMのベテランのサッカー選手と俳優の方は、一般人から見ればレジェンド、名優と言われるような素晴らしい方です。しかしながら、2人の進んでいる道は違えど共通していることは「現状に満足しない」ことで、さらなる高みに挑戦し続けている、ということではないかと思いました。

私自身も鍼灸師としてはベテランなのかもしれませんが、初心を忘れることなく常に勉強し続けようとCMを見ながら決意しました。

目次

八王子はり研究会の勉強会に参加

15年続けた経絡治療学会方式の経絡治療から、東洋はり医学会の流れをくむ「八王子はり研究会」へ宗旨替えして早一年になろうとしています。

研究会メンバーをはじめ患者様からも驚かれることがあるんですが、私が八王子はり研究会に宗旨変えし、鍼灸をゼロから勉強し直している理由は患者様に

『鍼灸は怖かったけど気持ち良くて、痛みが楽になった!』
『ずっと悩んでいたつらい痛みがとれた!』

と感じてもらいたいからです。

感じてもらうだけで十分なのですが、それを患者様が伝えてくださった時は本当に嬉しいものです。

もちろん、私自身が鍼灸(はりきゅう)が好きだということもあります^^

膀胱・腎の病症について

4月の第二例会では実技目標の音読をするのですが、今回は私ではなく別の方が進んで読んでくださいました。順番に読んでいきましょう、ということだそうです。

1時間目は膀胱・腎の病症についてです。

膀胱経は最も長い経絡なので故障を起こしやすい、鍼を入れる頻度が最も多いなど膀胱経の変動で生じやすい症状について解説されました。続いては腎経です。立ちくらみ、手足の冷え、心窩部痛、咳等腎の病症について解説されました。

乳がんの後遺症について

2時間目は乳がんの後遺症についての症例発表です。

70歳代で左肩の運動制限、肩から上肢にかけての「むくみ・だるさ」が主訴です。7回ほど治療し、治療前よりも全般的に楽になった、という報告でした。

その後、反省点など話し合い、乳がんについての解説、オペの原則やオペ後のリハビリについての解説、乳がんの方で同じような症例について、むくみへの対処法、オペによる傷痕への対処法などについて解説されました。

下肢の肉離れが驚くほど改善

また今回の研究会の前日に当院に新患で来院された「下肢の肉離れにより階段の昇降が困難」という患者様への対処法を千葉先生はじめ、研究会の先輩方からアドバイスを頂くことができましたので、再度来院された患者様にアドバイス通りの施術を行ってみたところ・・・

患者様も驚くほど改善効果があり、大変喜んで頂くことができました!

やはり鍼灸は奥が深い。まだまだ勉強しなければならないことばかりです。
次回の研究会が楽しみです!

最後に大島キャンプ場の桜の写真です。

大島キャンプ場

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 経絡治療はいまいちわかりませんが、奇経治療の即効性は日々実感しています

    • コメントありがとうございます。確認が遅れて失礼しました。

目次