相模原市中央区上溝の鍼灸院 はりきゅう中野屋・服部政博です。
7月16日・17日の2日間東京ビックサイトTFTビルで行われた第18回日本在宅医学会大会第21回日本在宅ケア学会学術集会合同大会に参加しました。5000名を超える参加者数があったということで、どの会場も空席が少なかったです。
医師、看護師、ケアマネの方による発表がほとんどでしたが、「在宅緩和ケアにおける統合医療」という題目で3名の演者が出ました。医師、看護師に次いで「鍼灸師」代表で日本鍼灸師会業務執行理事・松浦正人先生がご講演されました。
在宅ケアと統合医療というテーマの中で鍼灸師が何をできるのか?という実例ではなくもっと手前の鍼灸師は国家資格であること、カリキュラムは西洋医学で基礎医学を学び、あくまでもツボなどの専門分野ばかり勉強しているわけではない、ことを強調されていました。その後、鍼灸の費用対効果の話しや地域包括システムでの事例や介護予防についても言及され更なる可能性があることを周知されました。
松浦先生が在宅ケアの現場で知り合った看護師さんに鍼灸師のイメージを尋ねたところ「うさんくさい」と回答されたそうです。エビデンスを基にデータ重視の西洋医学に染まった人から見れば、経験医学と言える東洋医学は理解が難しいのでしょう。
当院の患者様で医療関係者に鍼灸治療の効果を実感された時に必ず「不思議だぁ~」と言われます。